なぜレーザー脱毛をすると毛嚢炎ができる?原因とその対処法

    なぜレーザー脱毛をすると毛嚢炎ができる?原因とその対処法

    毛嚢炎(もうのうえん)という皮膚の病気を知っていますか?

    見た目はニキビのようにボツッとした炎症ですが、ニキビと毛嚢炎は違うものです。

    女性なら誰でも、キレイですべすべの肌になりたいと思うことでしょう。そのために、多くの人がサロンやクリニックで脱毛をしているのだと思います。

    しかし、そんな脱毛がきっかけで毛嚢炎を作ってしまうとしたら…どうでしょうか。

    とはいえ、毛嚢炎がどんなものなのか?どんな症状があるのか?などを詳しく知らないと、どうすることもできませんよね。

    そこでここでは、レーザー脱毛と毛嚢炎の関係について詳しく調べていきましょう。

    目次

    レーザー脱毛で毛嚢炎ができてしまう理由とは

    サロンやクリニックで行うレーザー脱毛は、毛根や毛穴の黒色に反応し、熱による刺激を与えることでムダ毛を自然に抜くというもの。

    無理やり引っこ抜くわけではないので、毛穴やその周辺の組織を傷つける恐れもありません。

    しかし、レーザーの熱は、毛穴の細菌にまで作用してしまうこともあります。

    皮膚には常在菌という細菌が存在しているのですが、この細菌が失われてしまうことで皮膚のバリア機能が低下してしまいます。

    するとどんなことが起こるでしょうか。皮膚は刺激を受けやすくなり、皮膚表面の菌が毛穴に入り込んでしまいます。

    この細菌がきっかけとなって毛穴が炎症を起こした状態が毛嚢炎なんですよ。常在菌であるブドウ球菌が毛穴に侵入して感染する、皮膚感染症の一種です。

    https://twitter.com/Miriko_sM_Maid/status/822105017280696321

    レーザーは熱による刺激で脱毛を促すものですから、毛嚢炎ができるリスクを完全にゼロにすることはできません。

    どんなに医療や脱毛が進歩したところで、多少のリスクは残ってしまうのです。

    毛嚢炎の症状や治療法は?

    では、そんな毛嚢炎にはどのような症状があるのでしょうか。毛嚢炎は、見た目はニキビと何ら変わりはありません。

    毛嚢炎という言葉を知らなければ、恐らくニキビだと思ってしまうでしょう。それほど両者はよく似ています。

    毛嚢炎は、赤みを帯びていてポツッとしています。ボツボツとたくさんできることもあるでしょう。

    軽いものなら痛みやかゆみはないので、さわらないと気がつかないこともあるかもしれませんね。

    しかし、重症化すると話は違います。

    痛みや熱をもったり、白い膿ができてしまうことも。場合によってはニキビ跡のように跡が残ってしまうこともありますので、注意しておくに越したことはありません。

    レーザー脱毛をしたあとに毛嚢炎ができることは、決して珍しいことではありません。

    むしろ、よくあることと言えるかもしれません。

    もしも毛嚢炎ができてしまったときは、どのようにケアをしたら良いのでしょうか。

    間違ったケアをすると跡が残る可能性もあるわけですから、適切なケアをしなければなりませんよね。

    基本的に、軽いものなら特別な治療は必要ありません。なにもしなくても、数日~1週間もすれば毛嚢炎は自然治癒することでしょう。

    しかし気になってつい触ってしまう人や、重症化してしまった場合は皮膚科を受診することをおすすめします。

    抗生物質や塗り薬などで、症状が治まってくるでしょう。

    なかなか皮膚科へ行くひまがないというときは、毛嚢炎に効果のある市販薬もあります。

    フルコートf軟膏は、フルオシノロンアセトニド(ステロイド)とフラジオマイシン(抗生物質)の2つの有効成分が毛嚢炎の元凶であるブドウ球菌を抑えてくれるでしょう。

    むやみやたらと使いすぎるのは危険ですが、毛嚢炎が治るまでの数日程度使う程度なら何の問題もありません。

    毛嚢炎とニキビの違いとは

    先ほどから何度か、毛嚢炎とニキビは非常によく似ているという話をしてきました。しかし毛嚢炎とニキビは見た目こそ似ていますが、別の病気です。

    違いについてお話ししましょう。まずニキビには、ニキビの芯(角栓)があります。

    毛穴に存在しているアクネ菌による炎症が、ニキビを作っているのです。一方毛嚢炎には、芯はありません。

    ブドウ球菌による炎症であり、比較的表皮から浅いところで起こる炎症になります。芯がない分、ニキビよりも毛嚢炎のほうが早く治るという特徴もありますよ。

    どちらも似たようなものですが、毛嚢炎のほうが治りやすいというのはレーザー脱毛をした人にとっては救いなのではないでしょうか。

    まとめ

    レーザー脱毛をすると、誰であっても毛嚢炎ができる可能性はあります。どんなに有名なサロンであっても、です。

    こればかりは仕方がないことでもあるのですが、できるだけ毛嚢炎ができないようにするために、肌を清潔に保つ努力をしていきましょう。

    スキンケアでは保湿を重点的に行うこと、またレーザー脱毛後は低刺激の化粧水で、なおかつ殺菌効果のあるものを使うといいですね。

    せっかくムダ毛がなくなっても、毛嚢炎でザラザラ、ボツボツしている肌ではお世辞にもキレイとは言えませんよね。

    脱毛後のトラブルを最小限にするためにも、できる限りの努力はしていきましょう。

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